福井環境事業株式会社では、2021年から「Gステーション」を導入し、家庭ごみの回収業務に活用しています。最初は2台からスタートしましたが、現在では30台以上が稼働しており、さまざまな業務改善の効果が得られています。

1. 迅速な問い合わせ対応が可能に

市役所から収集時間の問い合わせがあった際、これまでは作業者へ確認を取るのに時間を要していましたが、「Gステーション」を導入したことで、システム上でリアルタイムに収集状況を把握できるようになり、迅速に正確な情報を提供できるようになりました。これにより、行政とのやり取りがスムーズになり、信頼性の向上にもつながっています。

2.現場の状況が一目で分かる画像送信機能

収集不能なごみや道路状況などの情報を、車載端末から簡単に写真で共有できるようになりました。管理者は現場の状況を瞬時に把握し、適切な対応を指示できるため、よりスムーズな業務遂行が可能となっています。

3. 収集の進捗状況をリアルタイムで把握し、応援の手配がスムーズに

「Gステーション」では、各エリアの収集進捗をリアルタイムで確認できるため、作業の遅れが発生している地区を即座に把握できます。その結果、応援作業員のスムーズな割り振りが可能となり、限られた人員の中でも最適な配置を実現。業務の遅延防止にも大きく貢献しています。

4. 新入社員のコース習得をサポート

従来は経験者と同乗しながら口頭で指導する方法が一般的でしたが、「Gステーション」の地図表示機能を活用することで、回収ルートやステーションの位置を簡単に確認できるようになりました。これにより、新入社員でもスムーズに担当コースを覚えられ、早期の戦力化につながっています。

今後の展開

「Gステーション」の導入により、収集業務全体の効率化が進むとともに、問い合わせ対応や現場での情報共有、作業の最適化など、多くの業務改善が実現しました。今後もさらなる活用を進め、よりスムーズで正確なごみ収集業務を目指していきます。